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超 番外  麻布十番商店街



麻布十番商店街の新旧入り混じった変遷はすさまじい状況を乗り越え、いつしか何だかわからない場所になってしまったように思います。


30年以上前からお買い物や商店主との楽しい会話で思いで深い ”麻布十番商店街” が
つまらなくなってしまいました。


子供が小さな頃は、芝ゴルフのプールで泳いだ後は、十番で車を止めて楽しい夕方の一時を送ったものです。

入り口に近い所から、おでんやさんでおでんを買ったり、あべちゃんで焼鳥を買い、洋品店で子供の下着を買ったり、おせんべを買い、魚屋さんであれこれ調達、角の八百屋さんで買い物、少し行った左側のお惣菜やさん(おかみさんが、綺麗だった!)で又アレコレ買い、、、とお決まりのコースでフラフラと心地よく買い物をたのしんだものです。


久しぶりに行ったら、ハラストアーは酒屋のみになっていて、魚屋は販売をやめ、スーパーは変わり果てて何も買い物ができるような状態でなく、



そそそおおおおおして  麻布十番温泉  がなくなっておりました!!!




麻布十番温泉は1949年に開店。 一階は銭湯の ’越の湯’ でした。
麻布十番のランドマークとしても有名な温泉もついに今年の3月末でCLOSEしていました。

最近では稼働率が下がり30%程度だったらしい。
閉店に至るには、それなりに理由があるのでしょうが、  残念!


麻布十番温泉は本物の温泉で、茶褐色の湯は、なれないと少しひいてしまう色ですが重曹泉として立派な効能があると壁に説明が書いてありました。
又3Fには200人収容の立派な宴会場がありました。

ゆっくりお湯につかり、赤くなった顔で細長いテーブルの並ぶ宴会場でお茶を飲み一休み。
さ~これから何処に繰り出そうか・・・との流れは最高の一夜の導入部分となります。
プチ温泉旅行の気分だけ簡単に味わえた貴重な場所だったのに・・・


お年寄りの踊りのお稽古を横に眺めながら、時にはカラオケの演歌をBGMにすごすのも悪くないものでした~。

なんだかレトロな異空間もこれにて幕を閉じました。




麻布十番あたりも大江戸線が開通してからは、お客さんの層が変わったように見えました。
六本木ヒルズに来るお客さんのタイプにも大きく影響を受けます。
六本木ヒルズの中のレストランがリニューアルされたあたりから、また訪れる人の層も変わったと言われています。


この町は一体どこに向かっているのでしょうか。
いわゆるママパパストアーはビルになり、テナントを入れるために新しいお店がたくさん増えました。  でも思ったほどの収益が見込めないと、即撤退するテナントも多い時代です。

数か月で撤退を決める今風の出店センスは町にとってはマイナスになる場合もあります。


少し前にあった店が今はない・・・でも何の不思議でもない~。

テナント募集の広告と抜けた歯のような空き地。
商店街としてバラバラ・・・統一感のない街。 

変遷と共に心まで変わってしまって、なんだかわからない場所になって残念!
と思うのは私だけでしょうか???


角の八百屋のおばさんが、それでも昔に戻れないのは確かだね。と言っていました。
by gacha-mama | 2008-07-11 17:52
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