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THE BRAZILIAN TABLE COOKING CLASS






PART#2 料理クラスの様子:







昨夜はうとうとしながら、やっぱりアメリカの催事は半端でないと思いました。

商品の品揃えの豊かさ、そして徹底的にやるときはやるスタッフの熱意!!!

販売だけにとどまらず、イベントを楽しんでいる様子は見ているだけで心がはずみます。







今月4月から5月にかけては特にイベントの多い時期です。

市のイベントである SAN ANTONIO FIESTA があったし、ここのスーパーではBRAZILEのテーマ。

ほかにもどこかの村のイチゴフェスもあったし、来週は近所でコーンフェステイバルもあるのです。



何か人が集まると、楽しむのが上手!!

これもアメリカの特徴です。

食べたり飲んだり、踊ったり、楽しむのが大好きな国民です。









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肝心の料理教室ですがー

いきなり申し込んだので、最初はそれほどの思い入れがなかったのですが、結果人生で忘れられないクラスとなりました。 終わってから一緒に出席していた友人と、’良かったね、美味しかったね’とメールのやり取りがすぐありました。みんなそう思って大満足だったのね。









講師のYANAはブラジル人で、英語でブラジルの料理本を出版した最初の人だと言っていました。
流暢な英語で、英語が母国語の人と思われるレベルです。


質の高い言葉選びでクラスの全員の心をつかむのに、時間はかかりません。

インテリでお料理を専門としている、まさに私の理想の女性像です。

クラスで配られた立派な書籍ですが、うっとりする写真はご主人のものだそうです。それまた羨ましい話です。











アメリカにてブラジルのお料理を教えるにあたり、まず地理、歴史、文化の大まかな説明から入りました。


デモのカウンターの横にHIGH CHAIRを置き、ゆっくり優雅に話し始めます。

私はちょっと不調だったアメリカで使っているiphoneをいじっていて、最初の数分は気もそぞろでしたが~少しずつ耳に入る説明に段々気持ちがひきつけられていくのを感じました。











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たぶん年齢は60台後半だと想像します。もっとかな??

”まぁ、戻って私が60歳ならまだいろいろ冒険もできたと思うけど・・・’の一言に完全に覚醒した私です。

そうなんだ!!

だらだらなまけちゃいけないわ。 まだ60歳には数か月ある私ですもの。









食材の話題も丁寧に詳しく説明が続きました。

ポルトガルから入った食文化の流れ、基本の粉(タピオカ)の話題などを学びました。

















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ブラジルを代表する食材を中心に、伝統のレシピを紹介。

一番最初が日本でも馴染みの深い、’ポンデケージョ’ です。

タピオカの粉を2種類使い、まな板の上で伝統的な作り方で仕上げました。



私の知っているポンデケージョよりもしっかりしていました。
いろいろなレシピがあり、昨今は粉を混ぜるだけでできる簡単なミックスも販売されています。

また中に混ぜたり、詰めたり、味を変えたりのFISHON版も登場しているそうです。








★★★
どこかで書くつもりですが、実は(正直言うと)この講師のお料理は多少塩辛い。

YANA自身が、私は塩味をきっちりつけるタイプです。主人が嫌がるのよね~といいます。ご主人はフランス人で、塩梅の微妙な好みが違うらしい。


私もしょっぱいと思ったので、隣の席の友人DENISEに聞いたところ
’私はこれで大丈夫よ~’とのこと。


ブラジル料理、ちょっとショッパイくらいが普通みたいです。はい。

気候に合っているのかも、でしょうか?

















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焼き立てのポンデケージョ。

チーズのパンという意味です。塩気はチーズからもあり、食欲が進むね。それとワインもね。















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MARYとYANA

MARYとは会うたびにHUGして再会を喜び合います。

なんでも言ってね、協力するからーと優しい。

先月は全米料理学校組合の会合(?)みたいのがSAN FRANCISCOであり、出てきたわと報告がありました。来月はSONOMAにバケーションで行って来る!とお元気。

地元のTVで月に2度料理コーナーを数年間やっているので、ここSAN ANTONIOでは有名人です。





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ポンデケージョ  PAO DE QUEJO ですが、上手にできると中が空洞になります。

食感はもちもちしていますが、それはチーズとタピオカの粉を使うからです。

伝統レシピはとても再現する勇気がありません。大体粉を2種類用意できないわ、きっと。


これがその粉  ↓

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DEEPFRIED MANIOC
タピオカのフライ

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アフリカでも常食されているイモです。

茎は長く、蕗のよう。

地下茎を食べることになります。 地上の茎を植えると、またイモができる’たくましい’食材です。

でんぷん質に富み、保存性も高く米の代わりの主食としてアフリカから食生活に溶け込んで、そこからポルトガルを経てブラジルに入ったと説明。

煮ても、蒸しても、揚げてもおいしい。

ので、フライにしていただきました。

フライドポテトよりサクサクしています。

あ~ビールだね。
聞かれてないけど、ベストマッチのお飲み物は。















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PORK ROAST, VILLA RICO-STYLE. STUFFED WOTH DRIED FRUITS

BLACK BEAN PUREE WITH FRAGRANT TOMATO SAUCE

CRISPY COLLARD GREENS








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ブラジルのワインもおいしくいただきました。

赤も白もどちらも美味しい。

YANAからワインに適した土壌と地形で、特にスパークリングがおすすめですと説明がありました。



そういえば、隣接国のワインはかなり流通しているのに比べ、あまり今までご縁がなかったわ。
これから積極的にいただきましょう。 価格も10ドル前後でした。 

階下のスーパー部門で好評販売中とのことです。
















BLACK BEANS PUREE 
ブラックビーンズのピュレとトマトソース

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ブラジルで日常的に食されるBEANSです。

これはBLACK BEANS で、’私がショッパイ’と思ったもの。

上にはトマトソースがかけれていて、ゆで卵が乗るとお洒落なおもてなし料理になるとのお話しでした。

トマトソースの中には青唐辛子が入っています。 タイのものと同じ。 ポルトガルからタイに流れたのよ~だからこちらが最初に使い始めたと説明。 






豆やスパイス、チリなどの食材の発祥地からどう流れて現在に至るかー面白いテーマを豊富な知識とたっぷりのユーモアを加えての講義。 

ためになります。ただ単なる事実だけでは面白くないもの。






















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渦巻き状の豚肉料理は。 ポークローストです。

中にドライフルーツやローストしたパプリカ、ハム、オリーブなどが巻き込まれています。

一度牛乳ベースのブライン(つけ汁)に漬けてあるので、肉は柔らかくクセもなくなっていて食べやすい。

いちどに大量にできるので、PARTY向き。





緑色の針のように細い揚げ物は、COLLARD GREEN です。

南部料理でも頻繁に登場するゴワゴワした団扇のような巨大な植物です。 それを巻いて、削ぐように包丁で細く切り落としていくのです。 腕と包丁の具合と両方大切。












豆のゆで方を説明。

どこの国でもそうだと思いますが、豆はあせらずゆっくり茹でましょう~みたいな。 いっしょに入れるハーブ類にはお国柄が出ますね。























やっとデザート


途中退席して、MARYと無駄話をしていたらデザートの説明が済んでおりました。反省;





トウモロコシのクリームブリュレ  CORN CREME BRULEE


珍しいです。トウモロコシですよ?!




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新鮮なコーンを絞り、牛乳と煮詰めてとろみを出しています。

ブラジルはコーンも良く食べるのです。




















最後に本にサインをしていただきました。

おぶりがーど ★






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大変理知的な女性でした。

私の人生今年で60歳になりますが、生涯忘れられない授業をしていただきました。

深く感謝しております。



たくさん勉強になりましたし、教え方の姿勢などは’痛いくらい’反省材料の新たなるテーマを持ち帰る夜となりました。








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隣に座ったLUCYと、来週のDENISEのクラスでの再会を約束してお開きとなりました。


そうです、

来週はお友達のDENISEが教壇に立つのです。

相当緊張していると思う。 それにこんな授業の後だから、相当ネタを用意しないと・・・。

わかるよ。
by gacha-mama | 2013-04-28 00:44 | cooking school
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