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ただの一度もこねないパン





今月はあまりの気温のUP DOWN に体が追いついていかないんじゃないか、と心配です。
このところ急にものすごく暑かったり、そうかと思うと今朝はそうでもなかったし。
不安定な天候の後には、本格的な猛暑が待っているのでしょうか。
年齢とともに、あんなに大好きで得意だった夏がだんだん辛い季節となりつつあります。








お料理も調理する場所の季節や気温、湿度、作り手の気持ちの状態(イライラしている、落ち着いている、ハッピー、暗い)などの様々な条件が影響するものと思われます。



今の時期にパンを焼くのって、それも醗酵から全部手作りでしようとするのはあまり賢くない気さえするのですが。 事情はさておいて、それでもパンを焼くことにとりつかれてしまう時期があります。







きっと小麦の焼ける匂い、熱々のパンの食感、その感激がむしろ自分にとっての’癒し’になっているのかもしれないですね。 

愛情をかけると応えてくれる!!!
パンもそんな魅力を持っているんです。








パンのお稽古は、Kおりん、NZのYりちゃん、と一緒に始めました。
もう10年以上前のことになります。
先生はずっと教室に通ってくださっているNみち先生。
皆様とは長い長いお付き合いです。




そちらで正統派の基礎を教えていただいて良かった。
やはり応用は基礎があって始めて応用ができるってもんです。 











☆ いちどもこねないパン

パンは学校があるくらいですので、実は相当奥が深い。
その工程は根拠のある化学変化により進行して、失敗も成功も愛情を抜かした部分は全部解明できる世界とも言えるんじゃないかしら。 

失敗には理由があり、成功にも理由があります。
これはどのお料理にも言えますので、私も自分のお料理では必ずその反省をします。

良く出来ても、悪く仕上がっても、必ず正面から一度向き合って考えるこれが上達の秘訣だと信じています。



わ~~日曜日の早朝から偉そうに・・・












教室で取り上げました’ただの一度もゼッタイにこねないで成功するパン’ (急にタイトルが違う・・)
簡単に撮ってあった画像を追って振り返ってみることにします。



☆ 熱心な若い生徒さんからもご質問いただいています。
☆ NZのYりちゃんからもお問い合わせいただきました。

これが少しでも参考になれば、と思います。









今回の材料:
 ・小麦粉・・・・・・3カップ 注:私はアメリカ料理なので、1カップが240ccです
 ・インスタントのドライイースト・・・・・7g
 ・水・・・・・・・・・・1と5/8 カップ
 ・塩・・・・・・・・・・・小さじ1と3/4
 ここからは任意
 ・ローズマリー・・・刻んで2枝 葉のみ使用
 ・レモンの皮・・・・・削って1個分  マイクロプレーンなどで!
 









①ボールに全部の材料を一度に入れて、コンビにでもらった割り箸でグリグリします。全体がこのくらいまざればOKです。

ただの一度もこねないパン_b0111632_8483775.jpg


このままラップして30度近い室温の場合で4時間放置。







②2倍くらいに膨らんだら一次醗酵完了

ただの一度もこねないパン_b0111632_8541218.jpg


よ~し、良い子だ。あばたやえくぼで凄いぞ!








③ 手で取り上げて、二度だけ丸めると・・・肉まんの表面みたいになればOK

ただの一度もこねないパン_b0111632_8561048.jpg


この時点で、230度に余熱しておいたオーブンに鉄鋳造製のフタ付きのお鍋をオーブンに入れます。
ルクルーゼやSAUBなどが適しています。私は鍋本体のみをいれます。フタは入れないね。
この鍋を高温で空焼きする作業がポイントです。
鉄を焼いてより長く高温が保たれる環境を作ります。だから皮がパリパリにできるのです。







④ 30分経つと、肉まん状態も1.5倍に順調に2次の醗酵をしてくれます。

ただの一度もこねないパン_b0111632_8594314.jpg


期待に応えてくれそうな予感がする愛おしいヤツです。






⑤ 鍋は空焼きされていたので、アッチッチ。  肉まんの綺麗な表面は下にして入れます。

ただの一度もこねないパン_b0111632_904788.jpg


フタもします。  220度で30分
30分後フタを取ります そして15分。







⑥ 五感六感を駆使して、出来上がり時間と自分の勘をシンクロさせて

・・・オタッキーな私です。

ただの一度もこねないパン_b0111632_925787.jpg













☆まあ、こんな感じで出来上がりました。市販のパンよりも持った時点で重さが違います。
色んな事情(原因)でそうなるのでしょう。

ただの一度もこねないで出来る割にはOKかな。
スライスして又トースターで焼いて、それにレモンの入ったオリーブオイルをかけて皆さんお楽しみいただきました。  一応好評だと思う。




☆RECIPEは私のオリジナルではありません。 これはアメリカで生活しているときに、偶然WILLIAM SONOMAのレシピコーナーで数年前見つけました。 その後、NYTIMES でも同じような記事/RECIPEを見つけましたので、何となく定着している配合だと思われます。


注: 私はドライイーストに関しては、アメリカから買って持ち込んでいます。ですから、ある時はアメリカのイーストを使い(RED STARなど)、またある時はカナダ産を使います。


日本の市販のイーストで全然問題ないと思いますが、が、匂いの気になる方は量を減らして醗酵時間を延ばすーーのも一つの解決策です。




粉は日本の粉を使っています。その時にある普通の粉を使いますが、基本は強力粉。
時どきパン用の粉。 でも、あまり細かい事にこだわると楽しくないね。




私なりのアレンジは、中に入れるハーブを替えたりすること。
明日はドライトマトとオリーブをみじん切りにして入れて仕込もうかしら・・と考え中です。






そんな感じです。
GOOD LUCK AND ENJOY BAKING !


あくまでも簡単にしてしまう力技ですので、それなりに美味しいって事でヨロシク。
by gacha-mama | 2011-06-26 09:10 | COOKING
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