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スペイン料理関係の本 二冊




世界のお料理の中で大きなくくりで一つの中核になっているジャンルはスペイン料理です。
同時に今、この時でさえ注目され続けているのもスペイン料理です。


レストラン’エル・ブジ’が全世界で高く評価されていたころの記憶もまだ鮮明です。
こぞって真似をするアメリカのシェフが、’アメリカ版 料理の鉄人’にてプレゼンテーションをしていたのが懐かしい。 そうです、エル・ブジ風で・・・ と一大流行になったものです。


エスプーマなどの新しい技術を取り入れて、新しい提案をもって全世界の料理人をあっと言わせた、あのレストランとシェフ フェラン・アドリア の至極のレシピ集 が日本文芸社から出ています。
そこで、昨日の教室の渡辺 万理さんが日本語で執筆されています。





アメリカでお料理をしていても、地域の差はありますが、やはりボリューム的には大きく影響を受けている料理はやはりスペインと言えます。


レストラン ’エル・ ブジ’を生み出したスペインと今でも注目されてやまないスペイン料理の魅力を知るには、もう一つ昨日購入させていただいた本にもヒントがありそうです。






スペイン料理関係の本 二冊_b0111632_10251654.jpg





奥深い世界のようです。
身近なふれあう部分で言えば、私の滞在するTEXASも元はスペインから奪い取った土地ですから、風土や食の文化はむしろ スペイン発生のメキシコ料理アメリカ風ってことになります。

知れば知るほど、ルーツが気になり知りたくなる物です。
果てしない旅に向う鈍行列車に乗ってしまったような感じですが、ゆっくり紐解いていきたいとも思いました。


歴史が関わること、地方の地理、文化、生活に基づいてお料理の傾向が生まれること、
どこの国でも同じことでしょうが、ダイナミックなスペインの位置づけはとても魅力的であるようです。














スペイン料理関係の本 二冊_b0111632_10235178.jpg




渡辺万理さんのもう一つの著書 ’スペインの竈から’ を読み始めました。
パエリアがスペイン料理だと思っている、サフランもふんだんに使い、本当の姿のわからない’ガスパチョ’などを日本でいただいて、これがスペイン料理だと思っている・・・ステレオタイプの日本人。

そんな短絡的なイメージを打破するべく、本当のスペイン料理とその背景をきちんと学術的な裏付けを元に書き綴っていらっしゃいます。


世界に注目されていて、浸透しているスペイン料理とは何か。
実は家庭料理がもとになっている素朴なお料理がルーツ。
気取りのない素材を大切にした家庭料理こそスペイン料理なのだそうです。



ほとんど単一民族であり、島国の日本と違うヨーロッパの地理的な事情や、風土、気候、隣接する国の影響などを細かく説明していらっしゃる本です。 まさに教科書。

じっくり、じっくり読ませて勉強させていただくつもりです。




私の知的好奇心を揺さぶってくれた2冊の本と、渡辺 万理さんとの
素敵なご縁に感謝します。
by gacha-mama | 2011-02-10 10:26
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